国際博覧会事務局(BIE)Burean International des Expositions が内外装のデザインや質等を審査
★テーマは、「ウスボン:生命の種」
世界のココナツ主要輸出国のフィリピンでは、ココナツをモチーフにした展示を行いました。
当社は前身である日動工務店が愛知万博のアジアゾーンの中のフィリピン館を創り見事叡智賞を頂き、フィリピン政府から、表彰を受けました。
その縁が有り、フィリピン本国に寿司店建設の依頼を受け創りに参りました。
次回の上海環境博覧会も日動工務店に内定していました。
その設計建築家が長崎出身にて、田浦健さんです。
因みに田浦健さんは、大手ゼネコンの清水建設の海外事業部の設計士の責任者で独立され、三菱重工のシンリョウコウポレーションの関係で一緒にドバイに行きましょう、とのお誘いを受けました。
シンリョウコウポレーションは、海水を真水にして、真水を冷水にして、チラを通して、冷房にする、プラントの会社です。
そのプラントが50億掛かれば、そのガカマエはざっくり約半分かかります。
ガカマエとは建築するプラントを、雨ざらし、日ざらしにしてはいけませんので、そのプラントを囲む建築のことですです。
アラブの気候では、たまには、砂嵐も予想されるでしょう。
しっかりしたガカマエが必要でした。
其れが何千機と出来て、次には、アラブ首長国連の最大の州テルアビに行き、終わる頃にはイラクで複合ビルの建築に行く予定でした。
すでにアラブ諸国で、さまざまなプロジェクトに参画予定でした。
そのため、パキスタン、インド、バングラデシュ、フィリピン、中国、韓国、そして現場監督に、当社の常務、主任を派遣して、それぞれの133名ビザを取り、検討していました。
そうしたなか、日本国内で建設業界を揺るがす事件が発生しました。
姉歯事件。耐震計算偽装事件です。
当社はまったく関わり合いがありませんでしたが、当社が連帯保証人となっていた熊本県内の建設会社が、姉歯事件で倒産の憂き目にあい、その影響で、事業継続が困難になりました。
小さいモデルを創り、東京にて、支払い方法など打ち合わせ最中に、姉歯事件の影響で無念にも、事業継続を断念せざるをえなくなった次第です。
残念でしたが、ドバイに参り良い体験をさせて頂いた事は今となっては、とてもいい想い出です。
この経験を活かし、新生「株式会社日動」ではさらなる飛躍を目指します。